私たちＵＡゼンセンは、2022年秋に結成10周年を迎えます。

2012年11月6日のＵＡゼンセン結成に至るまでご尽力いただきました、当時の両組織関係者の皆さまのご労苦に改めて感謝いたします。

また、これまでともに歩んできた加盟組合の仲間と10周年の節目を迎えられたことを喜び合いたいと思います。

私たちＵＡゼンセンは結成当初から日本の最大産別組織でしたが、最も重要な特徴は「さまざまな多様性を包含している」ことにあります。繊維・化学・食品・流通・サービスといった産業・業種の多様性、正社員・パートタイム・契約・派遣といった働き方の多様性、中小労組が４分の３を占めるといった加盟組合規模の多様性、また、毎年新たな組合の組織化を営々と積み重ねた結果として加盟組合の力量や成熟度の多様性も持っています。

こうした産別組織は日本において他に類を見ません。UAゼンセンは、まさに日本の雇用社会の縮図ともいえます。私たちUAゼンセンが、組合員の抱える課題を解決することは、日本社会の課題を解決することにつながります。私たちは、2025中期ビジョンで掲げた「一人ひとりが人間らしく、心豊かに生きていく持続可能な社会」の実現に向け、着実に運動を進めてまいります。

今後も加盟組合の皆さんの主体的な参加・参画をお願いいたします。
10周年を記念したこの特設サイトをご覧いただき、UAゼンセンへの理解をさらに深めていただけましたら幸いです。

2022年7月7日
ＵＡゼンセン会長
松浦 昭彦